【Blender 2.8】MMDモデルやモーションをBlenderにインポートできるアドオン「mmd_tools」

クオリティの高いMMDモデルや、使用されているモーションがどのように作られているかを見る事は大変勉強になるかと思います。アドオンのmmd_toolsを用いる事でBlender上でMMDモデルやモーションを確認する事ができます。

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mmd_toolsの導入

Blender 2.8に対応している「mmd_tools」はGitHubにて公開されています。

ー mmd_toolsのページへ ー

「Clone or download」ボタンを押してZipファイルをダウンロードします。

Zipファイルを解凍すると、フォルダが下記画像のような構成になっています。

この中のmmd_toolsを、「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender\2.80\scripts\addons」に配置します。

これでBlenderのアドオンに登録されます。

ちなみにBlenderのプリファレンスでアドオンのZIPファイルを直接インストールする方法だと、addonsにコピーされるディレクトリの階層が変わってしまい正常にインストールされませんでした。

Blenderを起動して「編集」→「プリファレンス」でアドオンタブの検索欄に「mmd」と打つと「mmd_tools」が有るのを確認する事ができます。

チェックボックスをONにして、mmd_toolsアドオンを有効化します。

アドオン名の左側にある三角形をクリックして、mmd_toolsの設定を行います。

「Shared Toon Texture」の設定項目に、MikuMikuDanceのDataディレクトリへのファイルパスを設定します。

これを行わないと、MMDモデルをインポートした際に設定されているマテリアルノードで使われているトゥーン関係のテクスチャが読み込まれず、正しく表示されません。紫がかった状態で表示されました。

MikuMikuDanceが無い場合は、先にダウンロードしてくるのが良いでしょう。

ー MikuMikuDanceのダウンロードページへ ー

mmd_toolsの導入は以上になります。

MMDモデルのインポート

mmd_toolsアドオンを有効化した事で、Blenderの「ファイル」→「インポート」と選択して行くと「MikuMikuDance Model(.pmd, .pmx)」と「MikuMikuDance Motion(.vmd)」が追加されています。

今回は「ニコニ立体ちゃん」をインポートしてみます。ニコニ立体ちゃんはモーションも用意されているので確認には大変便利かと思います。

ー ニコニ立体ちゃんのページへ ー

「MikuMikuDance Model(.pmd, .pmx)」を選択してニコニ立体ちゃんの.pmxファイルをインポートします。

そのままインポートすると大きいので、お好みで拡大縮小を0.2位にするのも良いかもしれません。また、「Fix IK Links」をONにしておきます。

これでMMDモデルの.pmxファイルをBlenderに読み込む事ができました。3Dビューをルック開発に切り替えて見ればテクスチャーも設定されていることが確認できます。

MMDモーションのインポート

オブジェクトモードでインポートしたモデルが選択されている状態で、「ファイル」→「インポート」→ 「MikuMikuDance Motion(.vmd)」を選択します。

.vmdファイルをインポートするにあたって、先ほど.pmxファイルをインポートした際と同様の拡大縮小値を設定しないと、素敵なモデルが恐ろしい動きをしてしまうので注意が必要です。

タイムラインを進めて見ると、3Dビュー上でMMDモデルがモーションを行う事が確認できます。髪の毛等の揺れ物に関しては個別で設定する必要があると思いますが、.vmdをインポートする事ができました。

これで、Blender上でMMDの造形を観察したり、モーションを確認する事ができるようになりました!

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