【Blender】Version 2.8でも便利な標準アドオン「LoopTools」の使用方法

Blender 2.79以前に標準搭載されているアドオンの中でも代表的な「LoopTools」、頂点の編集や面張りに便利なLoopToolsですが大幅に機能改善されたBlender 2.8でもアドオンを有効化する事で使用する事ができます。今回はBlender 2.8でのLoopToolsを見てみたいと思います。

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LoopToolsアドオンの有効化

メニューの「編集」→「設定」を選択して設定画面を開いたら、アドオンタブを選択します。検索欄に「LoopTools」と入力すればアドオンが表示されるので、チェックボックスをONにします。

設定画面を閉じたら、適当なオブジェクトを選択し編集モードにすると、ツールパネルの「編集」にLoopToolsが表示されるようになります。これでアドオンの有効化は完了です。

LoopToolsの機能

LoopToolsには「Bridge」、「サークル」、「カーブ」、「フラット化」、「Gstretch」、「Loft」、「リラックス」、「Space」といった8つの機能があります。各機能のについてそれぞれ見ていきたいと思います。

Bridge

Bridgeは頂点数の同じ選択中のエッジ間を面で繋げる機能です。

サークル

選択中のエッジの頂点を円状に変形します。

カーブ

選択中の頂点を基準にメッシュがカーブするように変形します。設定を変更する事でカーブの具合は方式を変更する事ができます。

フラット化

選択中の面を平らに均一化するように変形します。

Gstretch

選択中の頂点が、Gペンシル(Annotate)で描いた線に沿うように変形します。

Loft

二つの選択したエッジ間を面を生成して繋ぐ点はBridgeと似ていますが、エッジ間のセグメント数を指定できたり、ツイストを指定する事で捻りを加えた変形を行う事ができます。

リラックス

選択されている部分の面を、滑らかになるように変形します。

頂点スムーズと用途は似ているように感じるかもしれませんが、頂点スムーズの場合、反復で適用していくと体積が小さくなっていってしまいますが、リラックスの場合は比較的形を崩さず滑らかに変形できます。

Space

選択しているエッジを構成する頂点の間隔を均等にします。頂点の間隔を綺麗に整理したい場合や、トポロジーを綺麗にする際にも重宝する機能です。

まとめ

Blender 2.8の標準アドオン「LoopTools」を使う事で、手作業では大変なメッシュの成形や頂点の整列を効率良く行う事ができます。

LoopToolsに用意されている各機能の特性を押さえて上手く使用する事ができようになれば、モデリングの作業も効率が良くなる事と思います。

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